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ポモドーロテクニックについて

  • John Z. Sonmez という人が書いた本、 Soft Skills の 38章にポモドーロテクニックについて書いてあった
  • ポモドーロテクニックはちょっと前に試してみたけれど、しっくりこなかった
  • 自分の状況が変わったこともあるのだろうけど、この本にあるような考え方でやってみたらうまく機能し始めた
CONTENTS
  1. 全体像
  2. 短時間で集中すること
  3. 仕事を記録すること
  4. しっかり休むこと
  5. まとめ
  6. 参考資料

全体像

(Soft Skills 第38章より抜粋)

ポモドーロテクニックの本当の力は、作業量を見積もり、トラッキングするためのツールとして使った時に現れる。 1日に実行したポモドーロの数を数え、1日に何個ポモドーロを達成するかという目標を設定する。 すると突然、1日にどれくらい一所懸命仕事をしたか、自分の本当の能力はどれだけかを正確に測れるようになる。

ポモドーロテクニックは 25分を単位として時間を区切って集中して仕事をする、というもの。 詳しいことは色々検索すれば出てくるし、この本にも色々と書いてある。

とにかく 25分間集中する、というのがポモドーロテクニックだ。

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短時間で集中すること

やり始めて最初に感じることは、 25分はとても短いということ。 集中し始めたな、と思ったらもう 25分のタイマーが鳴ってしまうという感覚だ。

別に集中しているならそのまま仕事を続ければ良いのだが、まずは言う通りに続けてみた。 その結果、 5分間の休憩でリフレッシュする方が、 25分間をより集中してこなせているように感じる。

また、 25分がとても短いので、タイマーをセットしたらすぐ集中モードに切り替えなければ時間内にタスクをこなせない。 このため、より素早く集中するように努力するようになった。

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仕事を記録すること

どの日に、どのくらいの仕事をしたのかを記録することは必須事項だ。 一人で仕事をしているので、何をやったか管理してくれる人はいない。

しかし、これが大変に面倒な作業であるのは間違いない。

今やっているのは、取り掛かっているタスクを付箋に書いて机に貼っておき、完了したら壁に移すという作業だ。 机には未完了の付箋が並び、壁には日付の付箋と完了済みの付箋が並ぶ。

問題なのは、それぞれ、何時間かかったのかを記録することだ。 終わったらさっさと壁に移して次のタスクに取り掛かるので、時間が記録されないことも多かった。

ポモドーロテクニックを使い始めてから、この付箋に丸いシールを貼るようにしている。 シール1枚で 30分なので、これで時間の記録ができている。

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しっかり休むこと

徹夜で仕事をするとその週はだいぶ使い物にならなくなるほど消耗する。 こうなるといい仕事は望めない。

いい仕事をするためには適度に休憩を取ることが重要だ。 しかし、締め切りが迫っていたりすると休憩を取ること自体に罪悪感が出てくる。

「まだこんなに仕事が残っているのに、休憩なんかしていて良いのだろうか」と感じてしまうのだ。 つい長時間仕事を続けてしまい、結果徹夜に近くなることもよくあった。

仕事の時間が記録されるようになって、「今日はこれだけ仕事をしたのだから、もうしっかり休憩しよう」と思えるようになった。

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まとめ

ポモドーロテクニックでいくらか効率的に仕事ができるようになった。

短時間で集中しようと努力するので、仕事を始めた時の集中度合いが高まった。

さらに、自動的に時間が記録されるので、何時間仕事をしたのか記録しておく必要がない。

また、どのくらい集中して仕事をしたかが可視化されるので、しっかり休む(遊ぶ)ことに抵抗がなくなった。

自分のために自分の仕事を管理すること

これらの方法が有効なのは、自分のために自分の仕事を管理しているからだ。

自分の管理者にこれらの情報を渡して生産性を管理してもらうという使い方をすると、おそらく集中して仕事をするのではなく、よりサボるためにポモドーロの数を稼ぐようになるだろう。

ポモドーロ1つを何分にするか、ポモドーロ1つでどのくらいの仕事ができるか。 これが人によって激しく異なるため、別な人に管理してもらうことは難しいだろう。

自分で自分の仕事を管理する場合、「なぜ自分はこの仕事を一所懸命やっているのか」に答えを出さないとだんだん管理ができなくなる。 一人で仕事を始めたので、自動的に自分で管理する状況になったわけだけど、そうなって初めてこのやり方がしっくりきた。

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参考資料

  • Soft Skills : John Z. Sonmez

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