- 前の記事「Mac で「かな」配列をカスタマイズする」の後、キーの同時押しの設定が追加された
CONTENTS
APPENDIX
SOURCE
- shun-fix9/karabiner-elements-complex_modifications
- getto-systems/karabiner-elements-jp-keyboard-layout
ENVIRONMENTS
- Karabiner-Elements : 11.6.0
かな配列における同時打鍵
中指シフトの配列を試す中で、同時打鍵が欲しくなる場面は結構あった。 どちらのキーが先かは関係なく、同時に押されたことを認識してキーのマッピングを行うものだ。
しかし、同時打鍵を設定できるものが少なかったせいもあって、これまで同時打鍵を前提としない設定を行ってきた。
Karabiner-Elements の 11.6.0 で同時押しの設定ができるようになったので、これを機に同時打鍵の設定をしてみることにした。
同時打鍵の設定
{ "type": "basic", "conditions": [ {"type": "input_source_if","input_sources": [{"language": "ja"}]} ], "from": {"simultaneous": [{"key_code": "s"},{"key_code": "y"}]}, "to": [{"key_code": "d"},{"key_code": "u"},{}] }
この設定で、「S」「Y」の同時打鍵で「づ」が入力される。
これに加えて、単打鍵の設定を追加するのだが、これは同時打鍵の設定の後に追加する必要がある。
{ "type": "basic", "conditions": [ {"type": "input_source_if","input_sources": [{"language": "ja"}]} ], "from": {"simultaneous": [{"key_code": "s"},{"key_code": "y"}]}, "to": [{"key_code": "d"},{"key_code": "u"},{}] }, { "type": "basic", "conditions": [ {"type": "input_source_if","input_sources": [{"language": "ja"}]} ], "from": {"key_code": "y"}, "to": [{"key_code": "t"},{"key_code": "u"},{}] }
これで、「Y」だけ押した場合は「つ」、「S」と「Y」を同時に押した場合は「づ」が入力される設定となる。
Karabiner-Elements の設定は、先に書いたものが優先的に評価されるようだ。 単打鍵は同時打鍵よりも素早く認識されてしまうため、単打鍵の設定はまとめて最後に書いた方がスムーズに入力を行える。
まとめ
この設定項目のおかげで、ほとんどの中指シフトの設定を実現できる気がする。
参考資料
新下駄配列
同時打鍵の設定で再構成した。